皆さんこんばんは。
関東地方は夕方から激しい雨でした。
今日は予定通りVertexのIlluminaが入荷したのですが、あまりにも雨がひどいため、ショップの正面入り口に車を横付けして積み込みました。
通行の邪魔だった方、ごめんなさい。
さて、ZEOvitの経過について報告します。
結論から言うと、硝酸塩がほぼ0になりました。
試薬はRedSeaの硝酸塩テスターなので、0ppmなら結果は水色になるのですが、まだやや赤みを帯びている感じです。明日換水予定ですが、おそらくその時点で0ppmになるのではないかと思います。
しかし、魚にそれなりの給餌を行いつつも、硝酸塩を0に近づけることが可能だということがわかりました。
一方、リン酸塩は0.4ppm付近を漂っています。魚用の餌でリンに相当する成分が入ってない物はありませんので、完全ゼロは難しいのかもしれません。
一方、ZEOvitの試薬以外にマグネシウムとカリウムの添加剤を追加して投与し、これらの成分が常に指標に近い状態にすることで、以前よりはリン酸塩の値が小さくなってきました。
明日か明後日にはZEOvit(ゼオライト鉱石)と活性炭を交換する予定です。
この結果も影響するかもしれません。
では、具体的なデータを示します。
1 2 3 4 5 6 7 |
pH 8.17 8.00 7.90 8.02 8.02 8.02 8.24 8.17 8.20 8.02 8.11 8.18 Ca 400 450 450 450 400 400 400 450 400 400 450 Mg 1140 1180 1240 KH 9 9 8 9 7 8 8 8 8 8 8 I2 0.7 PO4 0.63 0.50 0.68 0.76 0.68 0.48 0.53 0.54 0.40 0.40 0.55 NO3 2.5 2.5 2.5 2.5 2.5 2.5 2.5 2.5 2.5 2.5 0.0 0.0 |
リン酸塩ですが、一時期0.76あたりまで増えましたが、これは計測ミスの可能性もあります。光透過率を利用した光学測定の機器を使っていますが、データがおかしいと思われるときは再度試験をやり直したり、あるいはRedSeaなどの試薬を使って大まかな値を出したりしています。
ここから先は、どのようにしてリン酸塩を減らすのかが重要になります。
リン酸塩は「ポリリン酸蓄積細菌」を使って減らすのですが、これはアクアリウムの世界だけではなく、下水処理などでも使われる方法のようで、関連論文も沢山出版されています。
できるだけ早い時期にポリリン酸蓄積細菌を効果的に使う方法を調べて、水槽で試してみたいと思います。