こんばんは。
数日更新をさぼってました。
その間にもZEOvitに限らずいろんな変化があったのですが、なんとなくPCに向かう気がしませんでした。
雨のせいですかね。雨は嫌いじゃないんですけど。
さて、キャンペーンに釣られてZEOvitを導入して1ヶ月が立ちました。
詳しい内容は後日改めて書きますが、ここでは簡単に1ヶ月を振り返ってみたいと思います。
まず前半。
濾過方式をいままでのウエット&ドライ+スキマーにZEOvitリアクタを追加するという方法で運用を開始しました。
硝酸塩はなかなか減らず、ついに硝酸塩濃度が20ppmまで到達してしまいました。
この過程で半数近くのミドリイシが白化してしまいました。
ZEOvitのフォーラムをみたり、原理をよく考え直したりした結果、現在の濾過システムはゼオライトの特徴、つまりゼオライトがアンモニアを吸着するという特徴をうまく生かしていないことに気付きました。
ゼオライトはマイナスに帯電していますので、プラスに帯電しているアンモニウムイオンは吸着しますが、
アンモニアが硝化された結果発生する亜硝酸、硝酸のイオンはマイナスイオンなので吸着されません。
言い直せばウエット濾過の部分でアンモニアが硝化されてしまうため、亜硝酸、硝酸の脱窒は完全にバクテリア任せになっていたのです。
もちろん、ZEOvitのバクテリアZEObakにも反硝化細菌は含まれていますが、魚も大量に飼っている水槽で浮遊バクテリアだけで脱窒を行うことには限界があったようです。
そこで、濾材をすべて抜いた上で、100%換水(実際には新しい海水を入れながら古い海水を抜くので実質50%換水)を行い、再挑戦することにしました。
完全なベルリン方式に移行したあとは、調子よく硝酸塩を減らしてゆくことができました。
実際は換水時に1レベル硝酸塩の値が落ちるという感じですが、2.5ppmに到達したあたりから、毎日の計測で目視する試薬の色が青色方向になってきたような感じがします。
一方、リン酸はどうかというと、まだうまく減っていません。
リン酸はポリリン酸蓄積細菌がエネルギー源としてリン酸塩を取り込むことで減らすのですが、まだ充分な効果が出ていないようです。
問題は、ポリリン酸蓄積細菌がリン酸塩を取り込む時に、マグネシウムやカリウム(ポタシウム)も同時に消費するという点にあると思います。
また、マグネシウムとカリウムが一定濃度に達するまではポリリン酸蓄積細菌は働かないというのも原因にあるとおもいます。
直近の計測結果では、マグネシウムが1日で約25ppm近く消費されているようです。
同様にカリウムも消費されていると思いますが、試薬があまり流通していないため、まだ計測していません。
マグネシウムの消費量は簡単に計測できたので、添加剤を使って毎日補充していますが、カリウムについては標準的な量のみの追加です。
週末にはカリウムのテスターが届くので、そこで原因がはっきりするとおもいます。
10月ですが、まずはリン酸塩を減らすことを重点的に試してみたいと思います。