皆さんこんばんは。
今回から混泳水槽の結果とZEOvitの結果を隔日報告してゆきます。
さて、今回のZSOvitキャンペーン第二弾ですが、締切の8月30日現在で100名に達しなかったそうです(誰かがTwitterで呟いていたので公知の事実ということで...)
皆さんがZEOvitに対して持っているイメージって、どんな感じなのでしょうか。
最初、おそらく多くの皆さんと同じように、ZEOvitはミドリイシから褐中藻を抜き出し、ミドリイシがいやがる波長の紫外線を当てることで色揚げするという、ちょっと横道にそれた手法だと思っていました。
しかし、マニュアルを何度も読み直したり、ZEOvitフォーラム(残念ながら英語やドイツ語、イタリア語など外国語だけです)を見ていると、その認識は必ずしも正しくないということがわかりました。
最初に感じたのは、まず海水を超貧栄養状態に持ち込むことを第一としていること。つまり、硝酸塩やリン酸塩といった、生体に害のある物質を低くおさえることを目的としていることです。また、そのために独自に開発したバクテリア液を提供したり、効果的に硝化作用や反硝化作用を促す添加剤を提供することで、より確実に成功できるようにしていることです。たとえば、反硝化作用を促す添加剤としてはAZ-NO3が一番有名ですし、リン酸塩を下げるだけならPhosBasterが一番効果がありました(ただし、添加をやめた翌日からリン酸塩はまた増え始めます)。このように、いままでは別々の添加剤で行っていた硝酸塩とリン酸塩の分解を、一つのバクテリア液で済ませてしまうところにZEOvitの良さがあるのかな、と思っています。
ま、余談はこの程度にして、2日間の結果を報告します。

10日目の計測時にマグネシウムが低かったので、ブライトウェルの添加剤を足しておきました。ただ、正常値に戻すにはボトル1本分使う必要が合ったのですが、あまりのこりがなかったために1160ppmまでしか上がりませんでした。次の計測は明日ですが、そのときに差分を取り、毎日追加で添加すべきマグネシウムの量を計算したいと思います。
マグネシウムの添加ですが、これはリン酸の分子量を大きくしてスキマーに漉し取られやすくするために必要な作業です。ZEOvitの純正添加剤としては販売されていませんが、皆さん様々な添加剤を使われているようです。
硝酸塩ですが、心持ち試薬の色が薄くなったような気がします。
本当はきちんとした照明がある場所で、絞り、シャッタースピードなどを統一した上で反応色を撮影し、毎日比較するのが良いのでしょうが、いまはちょっとそこまで手が回らないので見た目で勘弁してください。
ただ、もしこのまま反硝化作用が進んでいくようであれば、ろ材を抜いて完全なベルリン方式に移行したことや、添加剤の使用量をフォーラムを参考に調整したことが影響しているのだと思います。
もし、明日10ppmを達成していれば、明日も報告するかもしれません。