こんばんんは。
今回から、脱窒可能なろ材の濾過能力の検証と、魚の追加について考えてゆきたいと思います。
ろ材として、シーケムのマトリックスを使いたいと思います。
これまでの脱窒装置の多くは専用のリアクタや処理できる流量に制限がありましたが、マトリックスはろ材としてサンプに投げ込むタイプの濾過材です。ろ材1Lで200~400リットルの水を処理できます。

サンプに入れる際にはろ材用のネットを使用すると便利です。
また、実際に効果が現れるまで一週間程度かかると言われています。
まだ一日目ですので、まだ効果は出ていないと思います。
試験水として、3週間ライブサンドとライブロック、それに濃縮海水を希釈した海水で水作りを行っていました。
最終的に亜硝酸を0にすることは出来ませんでしたが、濾過の過程は完成していると思われますので、昨日からテストフィッシュを入れて様子を見ているところです。
テストフィッシュはパープルクイーンアンティアス8尾と磯採取で採ったメジナ1尾です。
パープルクイーンはまだ人工餌に慣れていないようなので、冷凍コペポータを与えています。
開始時の硝酸塩は20ppmです。
以下が今日のデータです。
生体:パープルクイーン(5cm) 8尾、メジナ(7cm)1尾
餌:キョーリン 冷凍コペポータ1個、キョーリン メガバイト グリーンSひとつまみ
試薬:レッドシー マリンラボ
NH3/NH4: 0ppm
NO2: 0.1ppm
NO3: 10-20ppm
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スタート時の硝酸塩は20ppmでしたが、今日は10-20ppmといった感じです。
わずかに色が薄くなった気もしますが、色見本と比べて硝酸塩の濃度を測るため、誤差の範囲だと考えられます。
また、この水槽では立ち上げ時に発生したリン酸塩も0.5ppmほど検出しています。
リン酸塩については、メディアリアクタ(PhosBan Reactor)を取り付けてから計測を行いたいと思います。
さてパープルクイーンですが、今日は6尾が顔を見せてくれました。
パープルクイーンの後に行き場を失っていたメジナを投入しましたが、最初は驚いていたものの、いまはうまく距離を保って行動しているようです。
ちょっとしたストレステストですが、パープルクイーンは水槽に入れたっきり出てこないこともあるので、ちょっと安心したところです。
小さな動物園-パープルクイーン
うちのパープルクイーンアンティアスです。
大きさとしては幼魚より一回り大きいくらいです。
残りの2尾も早く顔を見せてほしいと思います。
あとは餌付けですね。