こんばんは。
みなさんお元気でしょうか。
いつもながらに水槽と全く関係ない話ですが、NACK5の有名パーソナリティ、玉川美沙さんが引退されるということをブログで知りました。最近ご結婚(どうにかアラフォーだったらしい)されたのですが、なんと既にご懐妊とのこと。
あの独特の声でどんな感じにのろけていたのかラジオで聞きたかったのですが、その時間はなんと車でMD聴いてました。
それにしても残念ですねー。
関東に来て始めてNACK5を聴いたときには「こんなばからしいラジオ番組があるんだ」と思った者ですが、いまでは車を運転するときにはいつも聴いていました。おばーんの話とか、火サスとか。おもしろかったですねー。
ラジオへの出演はあと一ヶ月らしいですが、火曜木曜のNatty Radio Showは聞き逃さないようにしたいと思います(いや、鬼ちゃんもすきですよ)。
さて、機材もそろった所ですし、早速 ZEOvit の効果を見てみましょう、と言いたいところですが、ZEOvit環境に移行するまでには、現在の水槽の設備を変更する必要があります。
また、ZEOvitは最初から色揚げを目的としているわけではなく、まずは超貧栄養状態(硝酸0、リン酸0)を目指すことを目的としているため、そのことに対する理解も必要となります。
まずは、ZEOvitを始めるにあたって必要となる設備の変更についてまとめてみたいと思います
(ちなみに、この記事は本日2回目の投稿です。1回目はこちら)。
ZEOvitのマニュアルを読んでゆくと、変更すべき設備は以下の通りとなります。
もちろん、これはみなさんの環境に応じて変更する必要があるので、あくまでも目安と考えてください。

1)現在の水質チェックと調整
2)リン酸吸着剤、もしくはリン酸塩除去のためのリアクタの取り外し
3)リフジウム設備の撤去
4)殺菌灯の消灯
5)ナイトレイトリアクタの取り外し
5)各センサ(pH、Redox,濃度)の校正

これらが、僕の水槽の環境で変更すべき点となります。
では、順を追ってチェック、あるいは作業したいと思います。
1)現在の水質チェックと調整

ZEOvitのマニュアルによれば、各成分の適正値は以下の通りになります。
Ca: 410 – 430 ppm
Mg: 1250 – 1300 ppm
KH: 6.5 – 7.5 dKH
K+: 380 – 400 ppm
塩分濃度: 33 – 35 ppt(1,023 – 1.026)
これに対して、現在のうちの水槽では(混泳水槽:水質検査13日目参照)
KH: 7-8dKH
Ca: 450ppm
Mg: 980ppm
塩分濃度: 1.023
という感じです。
カルシウムがちょっと高めに見えますが、元々50ppm単位での測定しかできないので、誤差の範囲だと考えます。また、KHについても1dKH単位の計測であり、色味の変化よりKHは7.5dKH付近だと思われます。
塩分濃度については、アクアトロニカの濃度センサーと電磁弁を使って常に足し水を行っているので、ほぼ1.023から1.025の範囲になってます。
一方、マグネシウム濃度が1000ppmを切っています。しかし、23日の時点では1120ppmでしたし、セカンドリアクタにはマグネシウムを入れていますので、測定ミスの可能性もあります。
明日朝換水するので、そのとき再度調べてみます。
2)リン酸吸着剤、もしくはリン酸塩除去のためのリアクタの取り外し


現在のシステムには、リン酸塩を吸着させるために、Two Little Fishes の PhosBan Reactor と吸着メディアを入れていますが、それを取り外す必要があります。
というのも、ZEOvitのマニュアルが使用を推奨していないためです。
$小さな動物園-設置完了
▲現在設置しているPhosBanリアクタ(奥)と流動床フィルタ(手前)

過去にハングオン型のリアクタを取り付けましたが、再度外し、クーラーから戻ってきた水が流動床フィルタに直接つながるように配管を変更します。
この部分ですが、すべて耐圧ホースで配管していたので、水漏れにさえ気をつければものの数分で終了です。
もちろん、リアクタは混泳水槽で使う予定です。

3)リフジウム設備の撤去


リフジウムと言っても、簡単な設備の小規模なものです。
実質的にはライブロックのストックヤードとメジナの生活場所になっています。
$小さな動物園-リフ2
▲タッパーウェアを利用したリフジウム。一応ソイルにはミラクルマッドを使用。ただし、ライトが貧弱なため海草を刈り取る所までには至っていない。
ZEOvitガイドにはリフジウムの影響については記載されていません。しかし、リフジウムを撤去しなければZEOvitのリアクターを置くことができないため、これも混泳水槽に移すことになります。
4)殺菌灯の消灯

多くの添加剤、特にバクテリア添加剤が殺菌灯の使用中止を勧めているのと同様、ZEOvitでも殺菌灯は外すよう指示されています。しかし、実際問題として殺菌灯を消灯するのは大変勇気のいる行為で、実際は常時殺菌灯をつけているのが実情です。
しかし、ZEOvitの効果を確認するためには、まず殺菌灯を消して試してみる必要があります。
また、水槽に残す魚も白点病を初めとする各種の病気に対して強い種を中心にする必要もあります。
ただし、事後対策になりますが、白点病の治療には役立つ可能性は残されています。
従って、現在常時点灯している殺菌灯は消灯させ、必要な時のみに点灯するように変更します。
変更は、アクアトロニカで電源プラグの設定を行うだけです。
また、今回のスタートキット一式には含まれていませんが、魚用の栄養剤類もZEOvitの商品としてラインナップされているため、これらの使用を考えてみたいと思います。

5)ナイトレイトリアクタの取り外し

排水からは硝酸塩が検出されないものの、水槽全体の硝酸塩を下げる程度にまで使いこなすことができなかったナイトレイトリアクターですが、これも取り外し混泳水槽でその効果を試してみることにしたいと思います。
ナイトレイトリアクタは3ヶ月くらいの時間をかけて調整する必要があるため、現水槽では十分な検証が行えませんでしたが、混泳水槽で、様々なメディアとの組み合わせを考えてみたいと思います。
$小さな動物園-ナイトレイトリアクター
▲LSS社が販売する、REEFOCTOPUSブランドのナイトレイトリアクタ
ちなみに、ナイトレイトリアクタの代わりにZEOstart2という添加剤を使うことでリン酸や硝酸を減らすことが期待できますので、まずはそれを試したいと思います。

5)各センサ(pH、Redox,濃度)の校正

ちょうど月末が近いですし、いい機会なので各種センサの校正を行いたいと思います。
実は,pHセンサは他社が発売しているセンサを流用することも可能なのですが、校正の回数を考えるとRedSeaの純正品は良くできています。最悪のセンサだと、毎週のように校正しなければ使えなかったのですが、純正品だと定期的に校正してもほとんど誤差がありません。
しかし、今回はコケ発生事件など、値が狂いかねない事件などいろいろとありました。
したがって、センサを洗浄し、再校正したいと思います。
さて、現在のシステムから取り外すべきものは以上の通りです。
機材の取り外し、移設、それに換水が終了したら、いよいよZEOvitリアクタの設置などに取りかかりたいと思います。