今日は思いつきで生麦海水魚センターに行ってきました。
コーラルフィッシュのタクタ編集長によるブログ、水槽日誌 on the webでも紹介されていたことと、生麦と聞くとやはり一度は訪れなければという単純な理由からです。でも、生麦事件の現場を見たわけではありません。旅行で良くある、「到着したら満足した」ってやつです。
自宅を15時前の出発でしたが、常磐道、6号三郷線、中央環状線C2、湾岸線、1号羽田線、いずれもたいした渋滞もなく、ほぼ順調に流れていました。先週といい、今週といい、ストレスなく首都高を走れて気分爽快です。
編集長の記事にあるとおり、生麦海水魚センターは移転したのですが、新装開店セールはまだまだやっていました。タクタ編集長が撮影した写真をよく見るとわかるので書いちゃいますが、特価品を除き生体すべて20%オフです。
特に目をひいたのがマルチカラーピグミーエンゼルの在庫量。
B-BOX松戸のチビスミレ50尾にはかないませんが、相当数のマルチが隔離ケースに入っていました。
しかも、定価が1万円でおつりが来るにもかかわらず、さらに割り引きです。
おそらく、日本一安いマルチだと思います。
もう一つ関心を持ったのが、水槽照明の主力が例のMAXシリーズだということ。
SPS水槽もMAXを使ってました。
LEDによるミドリイシ飼育はまだ未知数ですが、今後に期待したいと思います。
さて、先日設置したPhosBanリアクターですが、毎日効果を調べてみることにしました。
また、先月設置したナイトレイトリアクターですが、アクアトロニカの不調でほとんど調整できずのままでしたしたが、再度調整に挑戦することにしました。
まずはPO4(リン酸塩)濃度から。
小さな動物園-PO4 20100730
7月30日のリン酸濃度です。
なかなか難しい所ですが、0.2~0.5ppmという感じでしょうか。
小さな動物園-PO4 20100731
これが昨晩の結果。
やはり0.2~0.5ppmって感じです。
数値でバチッ、とでたら良いのですが、比色表を使った判定なので、どうしても主観が入ってしまいます。
なので、強引ですがPhotoshopを使って2枚の画像の色味をそろえ、試験管内の薬品の色を比較してみることにしました。
ちょうど、PO4テスタの色変化がCMYK色空間のY(イエロー)の色変化に近いので、試験管内のピクセル値を直接調べて比べてみることにしました。
結果としては、昨日よりは多少PO4が減少していると思われる感じとなりました。
ちなみに、デジタルのPO4テスターをLSS研究所が取り扱いを始めました。

(LSS研究所の製品紹介ページの画像を引用しています)
測定範囲は0.00ppmから2.5ppmまで、分解能は0.01ppm。
測定誤差は測定値の±4%+0.04ppmですが、そもそもテストに使う海水の量を正確に計る方が難しいので、精度としては十分だとおもいます。
そして、驚きなのはその価格。
定価で7,800円です。
測定には水槽から採取した液体にある粉末を加え、特定の波長を持った光を照射しその吸収量を計っているものと思われますが、追加の試薬も25回で1250円とお得です。
ショップではいち早くナチュラルが先行発売を開始しましたが、LSS研究所の製品はショップにお願いすると取り寄せてもらえるので、興味を持たれた方は予約してみるとよいと思います。
もちろん、僕も予約してます。
さて、次はNO3です。
こちらはナイトレイトリアクターを使って脱窒を試みているんですが、リアクターの調整がかなり難しいのが正直な所です。同じ処理量でも、リアクタ内部のORP値は200mvから-200mvまで変化してしまいます。本当はもう少し安定するハズなんですが、現時点では変動が大きい状態です。
なので、値が正常値(50mv~-200mv)を外れていたら、リアクタの排水を調節するといった方法で対処しています。
修理に出しているアクアトロニカの電源ユニットが戻ってきたら、もう少し知的に制御したいと思います。
まずはおとといの値から。
小さな動物園-NO3 20100730
5から10ppmといった感じです。
こちらは昨日の値。
小さな動物園-NO3 20100731
やはり5から10ppmです。
で、例によってPhotoshopで調整したら、今日の方がわずかに薄い色のようです。
ナイトレイトリアクターの調整は3ヶ月必要とも言われているので、気長に調整することにします。
さいごはちょっとうれしい話。
様々なトラブルでポリプが半分以上欠けてしまったハナガサレッドですが、マガキ貝にしっかりとコケ掃除をやってもらったあと、数日して観察してみたら、なんとかけていた部分にポリプが復活しているみたいです。
小さな動物園-ハナガサレッド
多少わかりにくいかもしれませんが、ターボスネイル(三角形の殻を持った貝)の右側に、4つほど小さいポリプができているのがわかるかと思います。
ポリプは他の部分にも増えていて、確認できただけでも7か所増えているようです。
添加剤の効果なのか、カルシウムリアクタの効果なのか、それとも別の要因なのかわかりませんが、ちょっとうれしくなってしまいました。
一時はあきらめていたハナガサレッドですが、復活をねらいたいと思います。