照明がクラマタのガラッシア中心だったころはあまりミドリイシを配置して無かったのですが、MAX Sシリーズにしてからかなりの数のミドリイシを買い込んでしまいました。
また、自作のカルシウムリアクタもほぼ順調に動いているため、コモン系造礁サンゴは目に見えて成長を確認できます。ちなみに、リアクタ排水のKHは20前後、海水はKH=8, Ca=450ってところです。
ところで皆さんは、ミドリイシを選ぶときにどのような基準で選ばれますか?
僕の場合は昼間でも確実にポリプを開いているミドリイシを中心に、全体的な配色を考えながら選んでいます。はっきり言って、ポリプフェチで、例外は深い紫色が気に入ったウスエダミドリイシと、深場の A. Loripes, A. Caroliniana, A. Suharsonoi くらいです。深場は日中ポリプが開かないものも多いですが、A. Desalwii なんかは昼間からモジャモジャで最高ですね。
そもそも、最初のうちはポリプが咲いてくれないと生きているのかどうかわからない、という理由でポリプが長いミドリイシを選んでいましたが、いまはそのポリプを観察するのが楽しみになってます。
今日はうちの水槽から特にポリプが美しいミドリイシをご紹介します。
小さな動物園-ハイマツ2
まずはハイマツミドリイシのロングポリプ。
ミドリイシを扱っているお店でハイマツが無い店はないくらい、定番のミドリイシです。
ブリード物のハイマツもかなり流通していますが、全体的なバランスとしてはワイルド物が一番です。
ちなみに、ミドリイシの多くが触手が6本(六放サンゴ亜目)なのに対して、ハイマツは長いひげみたいな触手を出しているのが特徴です。
小さな動物園-ハイマツ1
こちらはハイマツのショートポリプ。
ハイマツの近縁種にハナバチミドリイシがありますが、ハナバチは成長点の高さがそろっているのに対して、ハイマツは球形になっているのが特徴です。
また、ハイマツは照度に対する許容幅が広いのも特徴です。
小さな動物園-クシハダ
クシハダです(たぶん)。
一見、ハイマツと似ていますが、ポリプの部分が尖っているのが特徴です。
スゲミドリイシが手にはいるまではこのポジションです。
小さな動物園-エンタク
サボテン系のエンタクミドリイシです。
ポリプはサボテン系の特徴が如実に現れています。
また、成長点のポリプが白いのも特等です。
全体的にザラっとした感触が何とも言えません。
小さな動物園-オヤユビ
オヤユビです。
ミドリイシの中でも、特に照度を求められるミドリイシの代表格です。
しかし、MAX Sとファンネルラッキー70W(メタハラ)の組み合わせだと明るすぎて成長点が白飛びしたので、いまはファンネルラッキーは3時間だけの点灯です。
小さな動物園-A. Suharsonoi
深場の代表、A. Suharsonoi です。
ポリプはほとんど目立ちませんが、成長点をよく観察するとポリプが咲いているのがわかります。
また、調子が悪い部分は折っているのですが、そこにもポリプが咲いています。
A. Suharsonoi はもう完全にデバスズメの寝床になってます。
小さな動物園-エダコモン
グリーンのエダコモンです。
藻がちょっと邪魔ですね。
エダコモンは状態がよければ枝全体にびっしりとポリプが咲きますが、それがビロードのように美しく、またそういう状態のエダコモンをみると心がいやされます。
上から見るともっと綺麗な緑色なんですけどね。
小さな動物園-A. Plana
最後は A. Plana というミドリイシです。
学名的にはあまり有名ではないみたいてすね。
ポリプの咲き方としては、A. Desalwii のように枝全体にびっしりと咲きます。
調子がよいとポリプはもっと長くなり、太い毛糸を束ねたような感じになります。
ちなみに、これはブリード物です。
最近はブリード物でも枝ぶりのよい個体が入ってくるようになりました。
また、ワイルド物に比べて一回り小さいものが多いので、レイアウトも楽に行えます。
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うちの水槽はまだ苔だらけで困った状態ですが、落ち着いてきたら以前のように毎週個体を撮影し、Googleのアルバム機能を使うことで成長や色上がり具合をみられるようにしたいとおもいます。