小さな動物園 - 趣味とつくばのお役立ち情報

海水魚や小動物に関する情報や、活動拠点のつくばに関する情報を提供します。

ハイフロー加圧ポンプが...

RO/DI浄水器用のハイフロー加圧ポンプが壊れてしまいました。
水を溜めるのを黙って見てても仕方がないので、ハイフローポンプの電源にタイマーを付け、おおよその量が溜まったら止まるようにしていました。
帰宅したのはついさっきなのですが、予定ではポンプは止まっているはずです。
で、実際にポンプは止まっていました。
しかし、なぜか予定した位置まで浄水が溜まっていなかったので再度ポンプの電源を入れ直してみたところ
...無音。
いつもなら水圧を上げるためのポンプ音が洗面所に響くのですが、今日はまったく響きません。
ついにハイフローポンプまでが壊れてしまいました。
良くないことは続くものですね。
ハイフロー加圧ポンプが無くとも水は作れますが、今まで1時間で22リットル作れていたのが10リットルにまで落ちてしまいます。
濃縮海水を薄めるのに必要となる水量を計算してみると、
1)まず、900(W), 450(D), 450(H) の水槽の容積は,水面から水槽の縁までを3センチと仮定して約170リットル。
2)現在、底面から32センチの所まで溜まっているので、現在の水量は約129リットル
3)不足する水量は41リットル。ただし、満水時170リットルの1割が濃縮海水とすると、必要となる水は41-17=24リットル。
ということで、あと2時間くらい待つ必要があるようです。
ちなみに、大雑把に言えば幅90センチ、奥行き45センチ水槽で20リットルは5センチに相当するので、37センチの所までの我慢です。
困りました。
しかし、やっぱ黙っていても時間の無駄なので、バクテリアが付いていないアラゴナイト砂でも洗って待つことにします。
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サンゴキュアリング終了。そして新アイテム。

そろそろこんばんわ。
90センチOF水槽のリセットとなると、わが寝室は戦場のような状態になります。
ライブロックを一時保管する段ボール3箱、サンゴを一時保管する衣装ケースが1箱、魚を一時保管する水槽が4つ。それに様々な工具や道具類、そして排水ホースとRO水ホース。足下をよく見て歩かないと取り返しの付かないことになってしまいます。
2日間ほど行っていたサンゴのキュアリングですが、調子が戻りそうなサンゴがだいたいわかってきたし、2つのスキマーもほとんど泡噴かなくなったので、そろそろ終了し海水を張ることにしました。
その前にサンゴの待避。
水槽リセットするときに困るのがサンゴの一時保管。いまは初夏でそれほど暑くもなく、また寒くも無いので良いのですが、前回冬に行ったときにはヒータと水中ポンプを入れていました。
今回はヒータ、水中ポンプともに無しでやります。
魚のように排泄物がない(厳密にはサンゴも排泄物を出すものがありますが)ので、衣装ケースに海水をはって一時保管ができるのは良いのですが、それでも24時間以内には水槽に戻したいところです。
小さな動物園-サンゴの一時保管
▲一時保管中のサンゴたち。水槽崩壊の結果、残ったサンゴは3割程度。ミドリイシはコモン類を除いて全滅。トサカ類も調子が悪く、ライブロックからはがれてしまったものは状態の良いものを残して処分。はがれても比較的状態の良いものは、再度活着することを期待して小さいライブロックにケーブルタイでくくりつけ。
衣装ケースはそれなりに広いのですが、サンゴの毒性やスイーパー(触手)の長さを考えつつ置いてゆきます。
さて、サンゴ類を取り出した後はライブロックの保存。
発泡スチロールを3箱用意し、種類別に保管しました。
1つめの箱は、土台に使えるような比較的大きく、かつ重いライブロック。
2つめはアーチやオーバーハングを組むのに使いやすく、かつ軽いライブロック。
3つめは棒状や比較的小型のライブロック。
このように分類しておくことで、レイアウト時に選びやすくしました。
その後は水槽から海水を抜き、再び底に溜まった泥などを拭き取ります。
そして、洗面所に置いてあるRO/DI水の生成機からの水を10メートルの耐圧ホースで引っ張ってきて水槽に水を張ってゆきます。
ライブロックのキュアリングには安い塩を使いましたが、今回はアクアレイが販売している人工海水を使います。前回立ち上げの時にも使いましたが、アクアレイが取り扱っている人工海水は非常に高品質で、サンゴも状態よく保てます。
この人工海水、10倍濃縮なので全体の9割まで真水を張り、その後人工海水を注入します。また、カルシウム分が濃縮過程で抜けてしまうため、市販のカルシウム添加剤でカルシウム量を調整する必要があります。
自宅の場合、1時間で24リットルのRO水を生成できます。
まずは水槽内だけで海水を作成したいので、900×450×450の水槽だと、おおむね170リットルの海水が必要です。
となると、RO水を生成するのに必要な時間は約6時間のようです。
サンプには真水を入れたくないので、やや少なめに作っておきます。
小さな動物園-水張り開始
上の図で、左側からのびている黒いホースはRO水を溜めるためのホースですが、その奥に細長い、外掛け式の機材があるのに気づかれたでしょうか。
実は、先週の週末、水槽立ち上げに必要な道具をそろえるため各ショップを訪問していたのですが、そこでおもしろい機材を発見しました。
ReefOctopusのブランド名でLSS研究所が販売している、ナイトレイトリアクターです。
小さな動物園-ナイトレイトリアクタ
ナイトレイト(Nitrate)とは、硝酸塩全般を指す言葉ですが、ナイトレイトリアクターはアンモニアから亜硝酸を経て最終生成物である硝酸を、さらに窒素にまで変化(脱窒)する装置です。
この装置、使い方を誤ると硫黄化合物が発生し、水槽内の生体だけでなく人体にも悪影響を及ぼすため、使い方には注意が必要と言われています。
具体的には、脱窒を行うバクテリアの繁殖状態を人為的にコントロールする必要があるのですが、いままではそれが難しく、またバクテリアの繁殖状況を確かめる機材(主としてORPメータ)が必要だったため、あまりメジャーになることはありませんでした。
しかし、自宅にはアクアトロニカがありますし、ORPの計測はRedoxセンサとインタフェイスを追加するだけで良いですし、仮にバクテリアが繁殖しすぎた場合はナイトレイトリアクターの電源をアクアトロニカを使ってオフにすれば良いだけですので、自宅への導入は割合簡単に行えそうです。
しかも、本体は定価の半額だったので、迷うことなく購入しました。
ちなみに、思ったほど効果が出なければほんの少し改造してカルシウムリアクターとして使うつもりでした。
ライブロックのキュアリング時に仮運用してみましたが、結果は悪くありませんでした。
こちらについては、追って使用状況をご紹介したいと思います。

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