長崎での磯採取の結果3:メジナです。これもスズキ目です。
ちなみに、長崎では「クロ」という名前で流通します。
メジナも場所としては外洋側で採取できました。
波止場の桟橋付近にも生息していますが、タイドプールでもかなりの数を採取できます。
1日で30尾ほど採りましたが、うちで10匹ほど引き取り、残りはショップにプレゼントしました。
お客さんの中にはメジナがほしい、という方もいらっしゃるようで、その方にはプレゼントしています。
メジナもすばしっこく撮影が難しいので広角で撮影しました。
緑色の矢印の先がメジナです。
メジナは成魚になると黒くなるので観賞用としてはまず流通しませんが、流れの強い場所に集団で生息すること、また小さいわりにはほかの魚との相性が良いので安心して飼えます。
相性が良いというか、ストレスにはめっぽう強いようです。
採取直後からキョーリンのメガバイトに食らいついていて、すでに一回り大きくなりました。
いままで水槽で飼っていた、いわゆる観賞魚は深場に生息する魚が多く、なかなか水槽の上まで上がってこないのですが、メジナや昨日紹介したカゴカキダイは好んで強い水流の場所で群泳していますので、水槽の中も楽しくなりました。
この写真では2尾しか写っていませんが、通常は5匹前後で群泳しています。
はやり群泳は見てて楽しいですね。
動きが素早いため、なかなかアップで捕らえることができないのですが、どうにか少しはメジナらしい姿を撮影することができました。
ところで、先日紹介したキュウセンですが、今朝お亡くなりになっていました。
体表に目立った傷はありませんでしたし、観察している範囲では傷はなかったので、直接的な原因は不明です。
しかし、人工餌や生餌には見向きもせず、砂底の微生物か何かを漁っていたので水槽に放流しました。
別の理由としては、沖縄でもキュウセンの一種を採取したのですが、それが稚魚だったため、サテライトを明け渡す必要があったことも放流した理由の一つです。
キュウセンとしては体長が6センチほどで、海釣りの中では小さい部類ですが、餌付けをするには既に手遅れだったのかもしれません。
シンプルなボーダー柄で気に入っていたのですが、沖縄で採取したキュウセンはマンダリン(ネズッポ)のようなサイケデリックな色なので、こちらの育成に全力を捧げたいと思います。
磯採取の結果:メジナ
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