クシエダミドリイシの基部が白化していることは数日前にも書きました。
しかし、昨日あたりからクシエダミドリイシの白化が急速に早まりました。
白化している部分を見ると溶けた共肉がスライム状になって枝に絡んでいます。
ヨウ素・ストロンチウムなどの微量元素は定期的に与えているのですが、おそらく硝酸塩の急激な上昇が引き金になったのではないかと推測しています。
先日かろうじて水槽に戻したハタタテハゼは見つかっていませんし、先週入れてみたニジハギも、ちょっとしたトラブルで行方不明になってしまいました。
フレームエンゼルは2回ほど挑戦してみましたが、いずれもいつの間にかいなくなってしまいます。
フレームより強いの同種ではマルチカラーくらいなのですが、マルチカラーはアカハラヤッコしか追いかけないので、直接的な原因は不明です。
組み合わせやその他感染病などで魚が死んでしまうことは、仕方がないことだと思います。
いままでは病気にも、精神的にもタフな魚を選んで飼育して来ましたが、ヤッコ・チョウチョウウオ・ハギと飼育の幅を広げてゆくと、白点病など思いもがけない病気に見舞われることがあります。
また、死体が目に見えるところで発見されればすぐに取り出すことが可能ですが、ライブロックの間で死んでしまうと、まず発見は難しいです。
死体も、ヤドカリやスカンクシュリンプのようなスカベンジャーが即座に食べてしまえばアンモニアおよびその副産物が増加する危険性も少ないのですが、今回ばかりは追いつかなかったようです。
おとといは、久々にサンゴ水槽で硝酸塩を20ppm検出してしまいました。
AZ-NO33や大換水で硝酸塩はかなり少なくなりましたが、白化の進行はまだ止まる気配もありません。
治療方法もいろいろあり、RTNであれば1)ヨウ素を高濃度に溶いた溶液にサンゴをつけて細菌を殺す、2)サンゴに淡水浴をさせる、などいろいろあるようですが、サンゴ本体への危険性も残っています。
とりあえず、硝酸塩は落ち着いてきましたし、水流ポンプを追加してミドリイシ周辺に海水が停滞しないようにしてみましたが、明日の朝にならないと効果のほどはわかり舞えん。
幸いなのは、その他のミドリイシにほとんど影響が出ていないことでしょうか。
ミドリイシ水槽で魚をたくさん飼うこと自身無理があるのかもしれませんが、ミドリイシ水槽で見るからこそ本来の動きを見せてくれる魚もいますし、魚の色もかなりきれいになりますから、これからも挑戦してゆきたいと思います。
ただ、追加のペースと選定は、これまで以上に慎重に行う必要があるのかもしれません。
$小さな動物園
クシエダミドリイシ。周辺部の枝何本かが完全に白化してしまった。