「突撃!大人の職業体験」といえばディスカバリーチャンネルの名物番組ですが、きょうはちょっとそんな体験をしてきました。
ただし、番組でマイクが体験する「大変な」職場ではなく、楽しい職場の体験です。
いつもの週末と同じく、コーラルタウンにでも行こうかとお昼前に電話しました。
弁当があれば食べたいということで、お勧めのとんかつやで弁当を買った後、お店に行ってみると、レゴブロックのように腰を曲げた店長が。
話によると、昨日120センチ級の水槽を数台動かした後遺症で、腰を痛めたとのこと。
歩くのはもちろん、笑うことさえつらそうな感じでした。
一通り笑わせて楽しんだ後はお仕事の手伝い。
入荷した魚やサンゴを梱包からといて整理したり(もちろん、水あわせから水槽へのレイアウトは店長がやってます。念のため)、仙台店に送る90センチ水槽をほかの常連さんと梱包したりと、普段の生活とは違う体験をしてきました。
話の長い常連さんと店長とで話しているときにお客さんがきたら、さりげなく店長をお客さんの方へ向かわせたり、新入りのサンゴを見て「初心者としての」感想を言ってみたりと楽しい時間をすごしました。
いろいろやっているうちに、時計の針は夜8時。
腰の具合がずいぶんと元に戻った店長が水槽の水換えを行い、業務終了。
朝10時から夜8時まで、一日楽しく過ごさせてもらいました。
もちろん、店長の仕事に対する真摯な姿も目にすることができ、大変勉強になりました。
朝のコケ取りは、取り除いたコケが水中に舞わないようなクロスを使って行ったり、ちょっとでも気になったレイアウトはその場で修正したりと、ひと時も手を止めることなく仕事をやってらっしゃいました。
はたして僕の手伝いが役になったのかは疑問ですが、店長には非常に感謝していただき、閉店前の買い物では割引までしていただき、かえって恐縮な思いをしました。
僕のショップツアー報告は多くの皆さんに楽しんでいただいているようですが、売れる店、売れない店、遠方からはるばるお客さんがやってくる店、水槽にコケが生えてみっともない店といろいろ見てきました。
いま、不景気であるにもかかわらず海水魚が再び脚光を浴びていますが、お客を楽しませることができない店、魚とサンゴの組み合わせの美しさをアピールできない店は次第に淘汰されていくと、30件近いショップ訪問で、そう感じました。
たとえば、水質検査をお願いにやってきたご家族がいました。
僕はてっきり近所の方かと思ったら、なんと千葉県からわざわざやってきたそうです。
ほかにもお客さんがたくさんいらっしゃいましたが、千葉からのお客さんは相当いました。
それだけ、店長の信頼は厚いということでしょうね。
ちなみに、水質検査をお願いしたお子さんは、卒業記念にエダアワサンゴを買って帰りました。
きっと、今頃きれいなポリプを咲かせていることでしょう。
常連だからとヨイショするわけではありませんが、コーラルタウンの店長は本当に海水魚やサンゴが好きで仕事をやっていると、そう思った一日でした。
また、僕にとっては異業種(サービス業とは程遠く、最悪の日は誰とも口を聞くことなく一日個室で研究する仕事が僕の仕事です)を体験することは、大変貴重な機会となりました。
さて、最後に今日の入荷物を紹介しましょう。
ムギノホミドリイシです。
先日、ミドリイシで失敗したので、今回は万全の体制で水槽に迎えました。
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お魚の状態を見ればだいたい分かりますね(^∇^)その結果わたしは量販店で買わなくなりました、わたしのいくとこはお魚、サンゴ好きのオタクに近いです
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>ひでさん
量販店はよっぽど飼育が好きな人でないと維持はできないと思います。
うちはウサギを買ってますが、ペットショップでケージの中をひと目みると大体状態がわかります。
そんな感じですかね。
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ペット業界は不景気では無いと聞きましたが見えない努力が有るこそなんですね!
勿論 お店によってだと思いますが。
素晴らしきコーラルタウンさん!店長さん!
それにしても羨ましい体験ですね!
お疲れ様です!
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>starman★さん
ペット業界といっても犬猫くらいでしょうね。不況知らずは。犬猫コーナーは立派で綺麗でも、小動物コーナーは悲惨なものですよ。ウサギなんて何度つれて帰ろうかとおもったことやら。一坪ウン万の田舎にすんでりゃ放し飼いにするんですけどね。
寿命が短い、あるいは不安定なアクア業界を見ていると、回転率とか在庫の問題とか、大変なんだろうなと思ってしまいます。