60センチ水槽から90センチオーバーフロー水槽へ完全移行して1ヶ月が経過しました。
OF水槽の水質は完全ではないものの、硝化回路は正常に動いており、また魚たちも以前よりかのびのびと泳いでいるようにも見えます。
さて、この60センチ水槽、保管しておく場所も無いので中古として販売することにしました。
思い出せば、8月の学会でオーストラリアにゆき、最終日の夕方たまたま立ち寄った日本ではみられない水族館でサンゴや魚の美しさに感動し、9月の頭には水槽をまわし始めました。
最初はいわゆる熱帯魚(淡水)と海水魚の区別もつかずまったく関係ない本を購入してしまったりしました。
5ヶ月間の飼育期間も必ずしも順調ではなく、一番最初に購入したハナガサ(最近でいうコモチハナガササンゴ)は1ヶ月でポリプが全滅したり、最初に入れたシライトイソギンチャクは3日で完全溶解したりと大変でした。
サンゴも岩つきのものとそうでないものの区別も出来ず、本ではわからない奥深さを感じたこともありました。
pHも途中から7.6台を越えることが出来ず、2度のリセットも効果なし。
それでも夢はふくらむばかりで、とうとう90センチオーバーフロー水槽を購入することになりました。
水質には相変わらず悩まされる(そもそもRO水で海水をつくるとどのメーカでもpH7.8になってしまう)現在ですが、もともと高校まで得意分野だった化学の知識を思い出しつつ、水槽のバランスも体感的にわかってきたような機がします。
さて、明日から3連休ですが、この機会に海水魚を始めたいという人がいるかもしれないと言うことで、60センチ水槽を綺麗にあらい、いつものお店に販売委託してきました。
中古ですし、多少改造もしているのでほんのちょっと利益が出ればよいと思います。
もし次にこの水槽を使われる方がいらっしゃったとしたら、その方には心身ともにリフレッシュできる水槽を作って欲しいと思います(いや、僕はストレスが溜まっているというわけじゃないですよ)。
60センチ水槽を手放した記録に、初心に戻るため最初にカクレクマノミを入れたときの写真を載せたいと思います。
ライブロックのこともよく知らなかったので、左側のライブロックはセメントの塊のようなライブロックだったのも良い記憶です。また、クーラーではなく冷却ファンで水温を下げていたのも懐かしいです。
このころは、海で拾ってきたイソスジエビややどかりも入れて、それらの一挙一動に関心を抱いたものでした。
今改めてみると実にシンプルですが、原点を思い出したような、そんな気分です。
$小さな動物園-最初の水槽
さて、90センチ水槽もアクアエレクトニカの配線を束ねたりする最終作業が残っていますが、気持ちは30センチオーバーフロー水槽へと少しづつうつりつつあります。
ちょうどタイミングよく、ゼンスイが小型のフロン式クーラーを販売し始めたので、30センチ台のキャビネットでもサンプとクーラーとをコンパクトにまとめることが出来そうです。
30センチ水槽は春の陣になるのか、それとも夏の陣になるのかわかりませんが、日々チャレンジを続けてゆきたいと思います。