先日はアワサンゴがスターポリプにやれれた話について書きましたが、今日は別の話を。
ネジレタバネがやられてしまいました。
これはかなり重傷。
数時間で気づいて隔離したものの、1日で共肉が剥がれ骨格がみえてしまいました。
小さな動物園-ネジレタバネ
こんな感じです。
溶けてどろどろになった共肉は取り去ったので、他の部分に影響が及ぶ可能性は小さいと思いますが、6つあった口盤のうち4つがやられてしまいました。
ネジレタバネって以外に高いのですが、あるひいつものお店でかなり安く入手できました。
「安すぎませんか?」って尋ねたら「そんなもんですよ」との返事が。
砂の上に落下しても溶けること無い丈夫なサンゴだったのですが、哀れな姿になってしまいました。
ちなみに、相手はこいつです。
小さな動物園-ヒメマツミドリイシ
ピントがぼけてますが、真ん中に見えているヒメマツミドリイシ(おろらく)です。
なぜか、こいつだけはどうがんばってもピントがありません。被写界深度を深くとってもダメです。呪われてる?
種類については海ずかんで確認しました。
スギ系より枝が短く、昼間からポリプ全開のミドリイシです。
コーラルタウンで、仕入れモノが折れてしまい、売り物にならないとそっと展示してあったミドリイシに、僕が強引に値段を付けて売ってもらったミドリイシです。大変丈夫です。
しかし、こいつがこんなに強力とは...
左下に置いているエダコモンなんて一発でやられてしまうかも...
さて、水質ですが、
pH7.68
KH: 11~12
Ca: 450ppm
です。
pHをあげるためシーケムのリーブバッファを加えていますが、どうもpH7.9あたりで頭打ちになってしまいます。
今まで人工海水はRedSeaのコーラルプロソルトを使っていましたが、レッドシーソルトに戻しました。溶け方もプロより早く、2時間もエアレーションすれば透明になります。
レッドシーソルトの方がKHは低いですし、カルシウム分も低いので、KHを下げるにはちょうど良い人工海水です。
KHのあげ方は炭酸塩、重炭酸塩を加えれば良いだけですが、KHを下げるにはバッファ分が少ない人工海水を使う必要があります。その点、レッドシーソルトはKHが低めなので安心です。10%換水するだけでKHが1から2下がります。ただ難点は、作成直後のpHが低い点です。
しかし、pHが7.9で頭打ちになるとなれば、別の手を試すしかありません。
幸い、pH上昇材はシーケムのリーフバッファが余分なバッファ成分を含まないため、バッファ成分がふんだんなKiveSeaのal/pH上昇材よりpH調整が楽なのですが、pH7.9あたりが均衡点になっている可能性があります。
そうなると、対策の一つは人工海水作成時のpHがやけに高い塩です。
経験的には、LSS研究所のオーシャンピュアソルトが作成時のpHが高く、8.4以上になることがあります。
このページでも、人工海水別にpHの比較を行ってますが、オーシャンピュアソルトは高いpH値を示しています。
ためしにこいつで換水してみる手はあると思います。
せっかくアクアトロニカを使ってますので、週末あたりにグラフ付きで分析結果を示したいと思います。
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