工作が一通り終わると、あとはひたすら水作りとライブロックの微調整が続く毎日で、読者の皆さんにはつまらないかもしれませんが、水質検査を記録として残しておきます。
KH: 7-8dKH
pH: 7.8-8.0
NH3: 0
NO3: 2.5ppm
NO2: 0.05ppm
Ca: 400ppm
昨日との違いは、KHが下がった一方、Caが400ppm台に戻ったことです。
アラゴナイトの効果でしょうか。
これでpHが8.2付近を指してくれれば完璧なのですが、そうは問屋が許してくれないようです。
上記の値は試薬で計った値ですが、アクアトロニカのpHセンサだと、7.5から7.7付近で行ったり来たりです。
まだ水中に入れて4日しか経ってないので、正確な値とは言えないのでこれは参考値としてとらえています。
ちなみに、アクアエレクトロニカのpHセンサですが、一応校正してみました。
ホビー用の一般的なpHセンサがpH4とpH7で校正するのに対して、アクアトロニカはpH4, pH7, pH10 の3つを校正点として選べます。海水の場合は7と10で行います。
本来、海水のpHは7以上なので、7と10で計るのが本当なのですが、世の中でその様になっている製品はごくわずかです。
その場合、校正の範囲外となるpH8付近は、専門的な言い方で「外挿」、別の言い方をすればpH4から7の間のデータを参考に予測することになるので、正確な値を計ることは出来ません。一方、pH4から7の間は「内挿」といい、pH4の値と7の値とセンサの特性(大抵対数曲線になります)から割合正確に値を出すことが可能です。
そういう点で、アクアトロニカのpHセンサは海水向きだと言えます。
もう一つ、値として気になるのがアクアトロニカのRedoxセンサ、日本ではORP(Oxidation-reduction Potential)と呼ばれることが多いみたいですが、酸化還元電位の計測値です。かなり極端な言い方をすれば、海水中(液体ならなんでも良い)の酸素の溶解量(本当は陽イオンの電位の総和。たぶん。)です。
自分もまだ勉強不足ですが、一般的には400mvあたりがよいそうです。
現時点では144mvです。
先ほどRedoxの値は酸素の量と関係するという話をしましたが、バクテリアの活動が安定、つまりろ過サイクルが安定してくれば、自然とRedoxの値は落ち着いてくるものだと思います。
60センチ水槽の時はこれらの値を考えずに飼育していましたが、200リットル規模の水槽を新規に立ち上げる訳ですし、急いで失敗してもやり直しは大変ですから、ここからは出来る限り自然に任せておきたいと思います。
「水作りには半年かかる」という話も聞きます。
僕が海水魚を初めてちょうど半年ですが、60センチ水槽では知識不足と余計な先入観もあり良い水作りが出来ませんでした。
今回は、ちょっとのんびり構えてみたいと思います。
追伸:
$小さな動物園-20100218枕元から
今日の枕元からの一枚です。
照明をガラッシア2台にしました。1台は奥に写っている60センチ水槽で使っていたガラッシアです。
左手がスカイホワイト(白青白白青白)、右手がライトブルー(青白青青白青)です。
水槽左手ではキッカサンゴ、コモンサンゴ系のほか、比較的弱い照明でも育てられるミドリイシに挑戦したいと思っています。
右手はLPSやソフトコーラル中心にする予定です。
ガラッシアとメタハラ、並べるとやはりメタハラの方がかなり明るく感じますが、ベッドサイドにおいて使うことを考えると、ガラッシアのようなLED照明は指向性が強いため、余計な光が目に入らずに楽しめる点がオススメです。