正しいpHで海水を作る方法は良しとして、次に問題になったのが、水槽のKHを下げる方法です。
問題の水槽のKHは15あります。
これはリセットしても改善されませんでした。
海水から重炭酸イオンだけ抜き出す方法はなく、B-BOXの水質検査会でも「カルシウムが消費されるのを待つしかない」という話でした。
しかし、昨日ふと2つのことを思いつきました。
一つは、淡水用のPH/KHマイナスを使ってみること、二つめはKHが低い人工海水を使ってみることです。
一つめについては、水槽から抜き取った2リットルの人工海水に規定量(この場合0.2ml)を加えてみましたが、pHが一気に6台まで落ちました。あまりにも落ちすぎで×です。
二つめですが、たまたま手元にLSSのオーシャンピュアがあったので、まずは2Lほど作成し、テトラのKH試薬で計ってみました。結果は 4dKH。これは使えるかもしれないという確信を得ました(ちなみに、pHは9以上です。なぜでしょう?)
18Lオーシャンピュアで海水を作ります。作成後、水槽の海水を18L分オーシャンピュアで作ったものに入れ替えます。
そしてKHを計ると...KHは7になっています。pHは8.09。
一番難しいと思われたことが、一番単純な方法で解決してしまいました。
ついでに、CaとMgも計っておきます。二つの関係は1:3がいいということなので、少し低めだったカルシウム分を、レッドシーのリーフラボに入っているカルシウムエレメントで補充しておきました。
さて、これでKH,Ca,Mgの値は一般的に推奨される値になりました。
しかし、低pHに関してはまだ改善の兆しが見えません。
低pHについては今後ゆっくりと考えてゆきたいと思います。
#というのは、KHが正常値になると、サンゴの開きが更に良くなったからです。pH7.8くらいであれば、問題でないのかもしれません。