小さな動物園 - 趣味とつくばのお役立ち情報

海水魚や小動物に関する情報や、活動拠点のつくばに関する情報を提供します。

みんな仲良し

このまま暗い気分でふとんに入るのも何なので、昨晩撮影した写真でも公開します。
図:何のかんの言って、結局みんなハタゴがすきなんだの図

$小さな動物園-ハタゴと姉弟
昼間のハタゴは姉御が独占。長男はイソギンチャクモドキにべっとり。次男(養子)はビビビごっこ。そんな3匹ですが、夜中は仲良く一つのハタゴで寝ているようです。
ちなみに、みんなカクレです。ブラックベルクラではありません。

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リン酸泡沫除去効果(9日目)+アルカリ度測定

水診断です。
水温:24.2℃
Alq: 3.08mql/L
dKH: 8.6
NH3: 0~0.25
NO2: 0.2ppm
NO3: 10ppm
PO4: 0.2ppm
Ca: 450ppm
いま、スターポリプが絶不調で困っています。
購入してから一度もポリプを開かせることがないまま、白い膜状のものが表面に付いてきています。
いくら検索で調べても、「スターポリプに白い膜」という話が出てきません。
一ヶ月くらいポリプが出ないことがあるという話は良く聞くので、それは覚悟していたのですが、それ以前の問題のような気がします。
ちょっとショック。

“リン酸泡沫除去効果(9日目)+アルカリ度測定” への2件のフィードバック

  1. SECRET: 0
    PASS:
    う~ん、何が原因なんでしょうか??
    アンモニア・亜硝酸が検出されるのは気になりますが、水質的には問題無さそうですが。。。

  2. SECRET: 0
    PASS:
    >まささん
    一つだけ思い当たることがあるとすれば、同時に購入したハタゴイソギンチャクに「一瞬触れた」ということです。
    それ以外は思い当たるフシがありません…

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分解速度

もう日付もかわったのですが、どうしても気になってこのままじゃ寝られそうもないんで、いま思っていることを一通り書いてみます。
ただ、化学に関してはバッチリ勉強しましたが(でも高校レベル)、生物は一切勉強した事がありません。なので記述が間違っている可能性もありますので、間違いがあれば是非指摘して欲しいと思います。
昨日、今日と行った亜硝酸、硝酸のテストで、試験薬の色味が急激に濃く(=それぞれのイオン数が増えている)ことに気づきました。2つ前の記事にも書いたとおり、おそらくサブフィルタ立ち上げのために投入したバイコムの影響だと思います。
しかし、アンモニウムイオン(NH4+)が0.25ppmから0ppmへとなかなか減らないのに対して、NO2-, NO3-の変化が激しいことにちょっと引っかかっていました。
そこで、高校までの科学の知識を呼び起こしてみて、この問題を考察したいと思います。
ここで、ppm = mg/L と仮定します(尺度が違うので単純換算できませんが、一般的に使われているのでここでも使います)。
アンモニアから亜硝酸イオンへの変化は、皆さんご存じニトロソモナス属の細菌によって行われます(コーラルフィッシュVol.21, pp. 98-99参照)。その時の化学式は

となります。
ここで、NH3とNO2-だけに着目し、分子量を計算すると

となります。ppm=mg/Lだとすると、1リットルの水に1mgのアンモニアがあれば、ニトロソモナスによって2.7mgの亜硝酸が発生することになります。
ということから、アンモニウムイオンの量はなかなか減らないのに、亜硝酸イオンだけ急激に増えているように見えているのは、実は理に適っているということになります。
うちの水槽は、亜硝酸イオンの測定で0.lppmを越えることはありませんでした。一方、アンモニア測定は、0.25ppmを割ることはありませんでした。
しかし、ここ2回の測定で仮にアンモニア0.1mg分処理されたとすると、亜硝酸は0.27mg生成された、ということになります(実際は次の分解があるので、未処理の亜硝酸はもっと少ないはずです)。なので、試薬の色がかなり赤くなったことも当然だと言えます。
では、亜硝酸イオンから硝酸イオンはどうかというと、こちらはニトロバクター属の細菌によって

という反応が行われます。分子量は

となります。つまり、1mgの亜硝酸イオンから1.3mgの硝酸イオンが生成されるわけです。
硝酸イオンについては、1レンジが10-20ppmの範囲になるので詳しくは調べられませんが、アンモニア->亜硝酸->硝酸への流れは連続して行われているので、結果としてかなり高い値になったものだと思われます。
以上のことから、「アンモニアが減った気がしないのに、亜硝酸や硝酸ばかり急に増えた」と思わせる現象が発生したのでは無いかと思います。
これから先は、脱窒か換水でしか処理できませんので、明日以降、硝酸は順調に残留するものだと思われます。
10-20ppmといえば、サンゴにとっては危険域、魚にとってもかなり危ない状態ですが(水槽立ち上げ後初めて経験)、後学のためにももう少し様子を見てみたいと思います。
ちなみに、換水は土曜に実施する予定です。

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